今回の発表では、末梢神経障害の患者さんに、ストッキングを着用する前後の2ポイントで血流を計測しまして、その変化が末梢神経障害の程度と関連があるかどうかをしらべました。
ストッキングをすると一見血流が下がると思われるかたが多いと思いますが、じつはストッキングをはくと血流がよくなります。ですので、ストッキング着用後の血流の値から着用前の血流の値を引いた値を出します。これが、末梢神経障害のグレードと関連するかどうか、をみましたという発表です。気になる結果は、変化量の多い人ほど末梢神経障害グレードが軽度であった、というものです。つまり、ストッキングを着用して血流がよくなる程度が高ければ高いほど、しびれがでにくい、という結果でした。さて、これをどのように考えましょうか?
こちらのホテルが会場でした。とても大きいホテルで、驚きます。