甲状腺疾患

 

甲状腺疾患について

甲状腺は首の喉ぼとけのやや下にある蝶々が羽をひろげたような形状をした臓器です。頸部が腫れていることで病院を受診したり、検診で精密検査になったりすることで意識されることが多いのではないかと思います。その症状としては、甲状腺の働きが亢進したり低下したりすることで起こるものと甲状腺にしこりができることでわかるものとに大きくわけることができます。

甲状腺の働きは甲状腺ホルモンを作ることであります。このホルモンが多いと甲状腺機能亢進症といいます。また低いことを甲状腺機能低下症といいます。また、甲状腺内にしこりができることがあり、甲状腺癌、腺腫様甲状腺腫などがあてはまります。これらはいずれも治療が必要かどうかを見極める必要がある病気です。

ところが甲状腺疾患であること自体は、じつは発見しにくいものであり、当院の立場としてより広く甲状腺疾患の窓口となれるようなクリニックとしての役割を担えるようにと思っています。これらの甲状腺疾患につきましては、やはり女性に多い疾病であり、乳腺疾患と同様に甲状腺に悩む方々は家庭と仕事での多忙な毎日のなかで過ごしているのではないでしょうか。微力ながらそのような生活の中での時間に限りのある方々のためにも、利便性のよい専門的な環境を提供することに努めて参りたいと思います。必要があれば時を失うことなく、より専門的な医療機関に紹介をさせていただきます。

また、甲状腺疾患であることがわかり、治療の後につきましても、甲状腺機能が亢進するバセドウ病や低下する橋本病は、長い診療期間が必要となることが多く、甲状腺の悪性腫瘍であれば定期検査も必要となります。これらの長い経過を一緒に寄り添っていく姿勢で日々の診療に臨みます。

 

甲状腺疾患でよくある症状

首が大きい・しこりがある・声がかすれる・首の前が痛む・飲み込みにくいなど

 

バセドウ病

動悸・息切れ・首が大きい・眼球がでている・疲労感・多汗・体重減少・手の震え・不眠・四肢のしびれなど

橋本病

むくみ・体重増加・首が大きい・疲労感・眠気・脱毛 など