さて、当方の発表です。
わたしの研究はタキサン系抗がん剤による末梢神経障害の研究です。
末梢神経障害の対策として、圧迫療法(スリーブ+ストッキング)と予防的薬物療法を実施してきた結果を広めてきました。
今回は、治療回数が多い患者さんと少ない患者さんでしびれの程度を比べることと、圧迫+予防的薬物の効果があるのかということと、その評価として、皮膚血流が関与するのかを調べた結果を発表しました。
予想のとおりですが、治療回数が少ない人の方がしびれは少なく程度も軽く、圧迫+予防的薬物もとても効果的でした。血流に関しては、圧迫+予防的薬物をするとその血流の回復がしびれの程度と関連する可能性があるかも、という結果でした。
抗がん剤でしびれがひどいかたの福音になればと思います。