ストッキングを着用して血流がよくなる程度が高ければ高いほど、しびれがでにくい、という結果であったわけですが、この結果が現象として正しく表現されていることを前提として、血流としびれをどのようにつなげるか、を考えました。
単純に血流がよくなるとしびれが減る、となりますが、実はしびれのある抗癌剤治療患者さんの血流がもともと減っており(ASCO2014)、当方らの治療であるストッキングをすることで、血流がよくなる、つまり正常に回復したので、しびれが減った、とも考えられます。単純に血流をよくすることが大事なのか、血流が減った状態からもとに戻してあげることがだいじなのかを区別する必要があります。
ポスター発表の手持ちのプリントもつくりました。