前回のつづきですが、そうなると本当に末梢組織に存在する物質の運搬が気になりますね。末梢組織に到達した抗がん剤が、抗がん剤による末梢神経障害のある患者さんにおいて、末梢組織に滞留していることを明らかにしたいところです。
そんなことができるのでしょうか?
当方の立場ではその直接的な証明はできるものではないのですが、そのかわり、間接的に「そうかもしれない」と思われる指標を見つけました。
さて、それは来年のASCOで発表となりました。
今回の発表も無事におわって、とくに末梢神経障害の薬剤開発のかたからの質問が目立ちました。この分野の薬剤、すすんでいるようです。
ほかにも質問もありましたが、おおかた受け入れられているようでしたが...。後日、海外のかたからリサーチしたいと連絡があり、詳細な資料をわたしてあげたりしました。